【Hulu】『りゅうおうのおしごと!』アニメ全12話感想

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動画配信サービス「Hulu」で『りゅうおうのおしごと!』アニメ全12話を視聴した。

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将棋の思い出

最初に将棋を指したのは小学校低学年の頃だ。父親に将棋のルールを教えられてから、毎週日曜日に居間で寝転んでいる父のところに将棋盤を持っていった。最初のうちは父も喜んで指していたけれども、仕事に疲れていて、日曜日はゆっくり寝ていたいものだから、結局、僕は隣町の将棋教室に厄介払いされることになった。

将棋教室といっても本格的な将棋教室ではない。市営の「こども将棋教室」で、ボランティアのおじいさんが将棋を教えてくれて、子供たちは将棋を楽しむことができる。ちなみに、最終シーズンの僕の戦績は17勝18敗。結局、小学校の高学年になるころには将棋にも飽きてしまい、将棋教室も辞めてしまった。

『りゅうおうのおしごと!』は清滝桂香が熱い!

先日、将棋を題材にしたアニメ『りゅうおうのおしごと!』を知人に薦められた。子供の頃に将棋に夢中になっていたことを思い出して、うきうきとした気分で視聴を開始したのだが……

序盤は女子小学生が大勢登場して「ロリコンのアニメか……間違えたな……」と感じていたけれども、話数を重ねるにつれ、意外に将棋の要素もあり、楽しむことができる。

特に、第七局「十才のわたしへ」は、研修会の年齢制限が間近に迫っている清滝桂香きよたきけいかさんが醜態を晒しながらも必死に将棋に向き合っている姿が描かれていて、胸にグッとくるものがある。

「わたし、やっぱり、将棋を続けたい」

「女流棋士にはなれないかもしれないけど、それでも将棋に関わる仕事がしたい。連盟職員とか観戦記者とか販売部のパートでもなんでもいい。将棋を続けたいの。才能も根性もない不出来な弟子だけど、ずっとわたしの師匠でいてくれますか?」

うん、目頭が熱くなる。「汚い打算から出たパフォーマンス」ではない本物の礼儀。そして、第十一局「寿」のマイナビ女子オープン本戦につながっていくわけだ。

『りゅうおうのおしごと!』は何を描きたかったのか?

しかし、サブキャラクター・清滝桂香のストーリーが熱量的な山場になっていて、主人公および女子小学生たちが中心に活躍するパートは、全12話の話数制限に追われていたために焦点がぶれている。将棋の魅力を伝えたかったのか、ロリコンをターゲットにしていたのか、あるいは棋士たちの人間関係を描きたかったのか。全体的に中途半端になっていたために総合的な評価は「☆3」。

今、将棋業界では藤井聡太棋士が大活躍していて、テレビ朝日の人気バラエティ番組『アメトーーク!』では「将棋たのしい芸人」として将棋が取り上げられた。今後もますます盛り上がっていくことだろう。将棋に興味があるなら『りゅうおうのおしごと!』を始めるきっかけにしてみてはいかがだろうか。